寄付しようとリンクを開いたら、リストが消えていた。品が1つも入っていなかった。そんな空振りは、どれくらいの割合で起きるのでしょうか。Amazonの「みんなで応援」に並ぶ1,540件を1件ずつ開いて数えると、4件に1件は、開いても贈れない状態でした。
欲しいものリストは、団体がAmazonに作る「いま必要な物」の一覧です。「みんなで応援」は、そうしたリストを分野や都道府県ごとに集めた、Amazonの寄付のページです。調べたのは2026年8月24日で、その日に並んでいたリストを残らず数えました。数え方は、ページの終わりに書いてあります。
1,540件のうち、品を選んで贈れたのは1,128件でした。
1,128件 / 1,540件
残る412件、全体の26.8%は、開いても贈れませんでした。寄付先を4つ開けば、1つは空振りになる計算です。その412件を見ていくと、贈れない理由は2通りに分かれていました。

消えたリストより、空のリストのほうが多い
ひとつは、リストそのものが消えている場合です。90件、全体の5.8%がこれに当たり、開くと「ページが見つかりません」と出ます。団体がリストを削除したか、非公開にしたもので、待っていても戻りません。こうしたリストに当たったら、別の団体を選ぶことになります。
ところが、数がずっと多いのはもう一方でした。全体の20.9%にあたる322件では、リストは開けても、品が1点も並んでいませんでした。こちらは、団体が活動をやめたとは限りません。リストの品が全部贈られて、団体が次の品を足す前ということもあるからです。日をおいて開き直すと、品がまた並んでいることがあります。
では、空振りはどこかの分野に偏っているのでしょうか。「みんなで応援」のページは分野ごとに分かれているので、分野ごとにも数えました。いちばん大きいのは「子ども・ひとり親の支援」で、899件ありました。子どもと、一人で子どもを育てる親を支える分野です。次が、飼い主がいない犬や猫を引き取って守る「保護犬・保護猫」の337件です。
| 分野 | 件数 | 消えていた | 品が0点 | 贈れた |
|---|---|---|---|---|
| 子ども・ひとり親の支援 | 899 | 556.1% | 19421.6% | 65072.3% |
| 都道府県別ページ | 240 | 239.6% | 4518.8% | 17271.7% |
| 保護犬・保護猫 | 337 | 123.6% | 6619.6% | 25976.9% |
| 障がい・生活の支援 | 56 | 00.0% | 1628.6% | 4071.4% |
| デフアスリート | 8 | 00.0% | 112.5% | 787.5% |
耳の聞こえない選手を支えるデフアスリートの分野は、8件しかありませんでした。これを除くと、贈れた割合はどの分野も71〜77%に収まりました。ある分野だけが特に贈りにくい、ということはありませんでした。4件に1件の空振りは、「みんなで応援」のどこを開いても同じように起きていました。ただ、消えたリストの割合だけを見ると、都道府県別のページが9.6%と、いちばん高くなっていました。なぜここだけ高いのかまでは、調べていません。
ちょこっと寄付のリストに、消えたものは無かった
同じ調べ方を、ちょこっと寄付に載せていた団体のリストにも当てはめました。数えたのは、そのうち「みんなで応援」にも並んでいた828件です。掲載するときに1件ずつ開いて、リストが生きていることを確かめています。それがいまも効いているかの答え合わせでもありました。
Amazon「みんなで応援」全体
- 調査件数1,540件
- リストが消えていた90件(5.8%)
- 品が0点322件(20.9%)
- 贈れた73.2%
ちょこっと寄付の掲載団体
- 調査件数828件
- リストが消えていた0件(0%)
- 品が0点182件(22.0%)
- 贈れた78.0%
828件のうち、消えていたリストは0件でした。開けなかったリストは、はじめから載せていないからです。
一方で、品が0点のリストは182件ありました。割合にすると22.0%で、全体とほとんど変わりません。
空になること自体は、こちらでは防げません。ただ、空のリストを載せたままにしないことはできます。翌日の8月25日に掲載中のリストをすべて開き直し、空だった184団体をいったん外しました。上の182件は、「みんなで応援」にも並んでいた828件の中だけで数えたものです。そのため、184団体とは少しずれています。品がまた並んだら、もう一度載せます。
空振りを減らすには、何件か開いてから選ぶ
消えたリストは、確かめた一覧なら最初から入っていません。空のリストは防げないので、2、3件開いておけば1件が空でもすぐ次へ移れます。
選ぶ前に、リストが本物の団体のものかを見ておくと、なお安心です。団体が活動しているかを見る4つの入り口は、「寄付先の確かめ方|901団体を調べて分かった4つの入り口」にまとめました。
2、3件開いて選ぼうにも、住んでいる県には候補が少ないことがあります。選べる数は、地域によって大きく違うからです。2026年10月5日の時点で、ちょこっと寄付には子どもを支える784団体が載っていました。団体がある市区町村の数は、457でした。ただし、上位10都道府県だけで全体の57%を占めていました。いちばん多い東京都が98で、埼玉県の65、愛知県の48、千葉県の46、大阪府の38と続いていました。
反対に、岩手県と山形県は1つずつ、秋田県・山梨県・長野県・宮崎県は3つずつでした。団体の数が1桁の県は、20ありました。近くに候補が少なければ、となりの県や、全国から選ぶ方法もあります。品はAmazonから団体へ直接送られるので、遠くの団体にも贈れるからです。
遠くへ贈っても、送料はほとんど変わりません。Amazonが発送する品なら、注文の合計が3,500円未満のときに460円かかります。北海道・九州・沖縄・離島へは500円です。Amazonプライムの会員と、3,500円以上の注文は無料になります。では、1点いくらくらい用意すればよいのでしょう。
贈れたリストの品は、真ん中で2,525円
品が並んでいた1,128件からは、値段の出ていた7,092点を集めました。安い順に並べると、ちょうど真ん中に来るのは2,525円です。1,000円未満が11%、2,000円未満まで含めると39%でした。
以前、ちょこっと寄付で掲載していた300団体を調べたときは、真ん中の値段は2,475円でした。調べる範囲を全1,540件に広げても、値段の様子はほとんど変わらなかったことになります。どんな品が並んでいるかは、300団体を調べた記事でくわしく見ています。
この記事の数え方
「みんなで応援」の分野ごとのページと都道府県別のページをたどり、並んでいる欲しいものリストのIDを集めました。重なりを除いた1,540件について、2026年8月24日にリストのページを1件ずつ読み取り、次の3つに分けています。
- 消えていた: リストの名前が読み取れなかったもの。削除または非公開
- 品が0点: リストの名前は読み取れたが、品が1点も出なかったもの
- 贈れた: 品が1点以上出たもの
読み取りに失敗したリストはありませんでした。分野の内訳は、そのリストを最初に見つけたページで分けています。いくつものページに出てくるリストもあるため、分野別の件数は、出てくる場所の数とは一致しません。値段は、リストの最初のページに出ていたものを集めました。リストは団体がいつでも書き換えるので、数はすべて調べた日のものです。
寄付の手順や、贈った人の名前がどう伝わるかは「Amazon欲しいものリストで寄付する方法」に書きました。寄付した分だけ払う税金が少し減るしくみを、寄付金控除といいます。自分が使えるかどうかは、控除を受けられるかの記事で説明しました。例にしたのは、子どもが無料か安くごはんを食べられる子ども食堂への寄付です。
ちょこっと寄付は、どの欲しいものリストも、リンクが生きているかを確かめてから載せてきました。その後も掲載を足して、いまは子どもを支える862団体を、47都道府県と7つの活動の分野に分けて載せています。子ども食堂のほか、放課後などに子どもが安心して過ごせる子どもの居場所もあります。家庭で暮らせない子どもや赤ちゃんが生活する児童養護施設・乳児院も、選べる寄付先のひとつです。
よくある質問
Amazonの欲しいものリストを開いたら「ページが見つかりません」と出ます。なぜですか?
「みんなで応援」のページには、消えたリストへのリンクが残ったままになっています。開いた先のリストは、団体が削除したか、非公開にしたものです。待っても戻らないので、別の団体を選ぶと早いです。
リストは開けるのに、商品が1つも入っていません。どうすればいいですか?
理由までは調べていませんが、載せた品が全部贈られて、次の品を足す前ということもあります。品が戻ったかは、同じリンクをあとで開けば分かります。待てないときは、品の並んでいる別の団体から選んでみてください。


