家庭で暮らせない赤ちゃんや小さな子が生活する乳児院に、何か贈りたい。けれど、おむつやミルクでいいのか、ほかに何が要るのかが分からない。そんなときは、欲しいものリストを開いてみてください。施設がAmazonに作る「いま必要な物」の一覧で、おむつのほかに、おもちゃや服、タオルまで載っています。
ちょこっと寄付では2026年9月14日に、そのとき載せていた乳児院42施設のリストを開き、品を種類ごとに数えました。いちばん多かったのは、やはりおむつです。ただ、そのすぐ後ろに、おもちゃと服が続いていました。どれも施設が子どもに合わせて選んだ品なので、迷ったらリストにある品をそのまま贈るのがいちばんです。
乳児院は、赤ちゃんが毎日を過ごす家です
乳児院では、職員が家庭に代わって、赤ちゃんを24時間育てています。ここで暮らすのは、保護者の病気など、それぞれの事情で家で育てられない子です。もとになっているのは、児童福祉法という国の法律です。法律では赤ちゃんのための施設とされ、必要なときは小学校に入る前の子も暮らせます。全国の乳児院が集まる全国乳児福祉協議会の名簿には、149か所が載っています。国の社会福祉施設等調査では、2024年10月1日の時点で147か所でした。
赤ちゃんはそこで毎日おむつを替え、ミルクを飲み、服を着替えて眠ります。だから欲しい物も、特別な日の品より、毎日少しずつ減っていく品が中心になります。
おむつの次に多かったのは、おもちゃと服でした
この42施設のうち、9月14日に品が載っていたのは38施設でした。その38施設が、どの種類の品を挙げていたかを数えたのが次のグラフです。1つの施設が同じ種類を何点挙げていても、1施設と数えています。
数えもらしもあるので、割合は目安として見てください。
紙おむつ・おしりふきは、思ったとおりいちばん多く、34%の施設のリストにありました。目を引くのは、その次です。おもちゃは26%で、およそ4つに1つの施設が挙げていました。そのあとが、服やくつの24%、タオル・寝具の18%です。赤ちゃんはすぐに大きくなり、よく汚しもします。だから服やタオルは、サイズごとに何枚も要ります。おむつだけを思い浮かべていると、見落としやすいところでしょう。
では、実際にどんな品が並んでいたのか。種類ごとに2つずつ挙げてみます。メーカーやサイズは、施設ごとに決まっています。
- 紙おむつ・おしりふき:メリーズの「ファーストプレミアム」、グーンの「おしっこモレ0へ」
- おもちゃ:プラレールの新幹線、卵の形のマラカス
- 服・くつ:新生児から着られるベビー服のジャンプスーツ、長袖Tシャツの5枚セット
- タオル・寝具:洗えるベビーマットレス、ベア柄の6重ガーゼケット
- 絵本:『あかちゃんへおくる やさしいうたえほん』、『もこ もこもこ』
- シャンプー・石けん:ミノン全身シャンプーのつめかえ用、ビオレuの泡で出てくるボディウォッシュ
- 洗剤・掃除用品:無添加の液体洗剤さらさ、キレイキレイの除菌シート
反対に、粉ミルクや離乳食は、38施設を合わせても4点しか入っていませんでした。理由は分かっていませんが、施設が銘柄を決めて、別の方法で手に入れているのかもしれません。
3,000円までの品が、3つに2つです
贈る前に、値段も見ておきましょう。9月14日にリストに載っていた品のうち、値段が分かったのは244点です。安い順に並べると、ちょうどまん中に来るのは2,120円の品でした。つまり半分の品は、2,120円以下です。3,000円までなら163点で、全体の67%、およそ3つに2つです。おしりふきや石けんのように、数百円で贈れる品も見つかります。
その日までに、これらのリストからは合わせて401個の品が贈られていました。一方で、品ごとの「あと何個」を足すと490個。まだそれだけの品が、届くのを待っていたことになります。リストの中身は日々入れ替わります。開いたときに載っている品が、その施設のいちばん新しい「いま必要な物」です。
贈るときは、リストの品をそのまま選びます
贈り方そのものは、手順が3つだけです。
1乳児院の欲しいものリストを開く
ちょこっと寄付の乳児院の欲しいものリスト一覧で、贈りたい乳児院のボタンを押します。すると、その施設のAmazonのリストが開きます。
2品を選んで、数を決める
品ごとに「あと何個」が出ていますが、1個からで構いません。1,000円までの品も41点あるので、無理のない範囲で選べます。
3届け先は「ギフト用に登録された住所」を選ぶ
施設の住所を調べる必要も、箱に詰める手間もありません。くわしい手順はAmazon欲しいものリストで寄付する方法にまとめました。

選ぶときにいちばん気をつけたいのは、リストの品を別の品に替えないことです。おむつのサイズも、ミルクの銘柄も、何か月向けの服かも、施設がそこで暮らす子どもに合わせて選んでいます。似ていて安い品を見つけても、リストにある品のまま贈ってください。服や寝具は季節ごとに替わるので、そのとき載っている品に合わせて選びましょう。
同じ理由で、使わなくなったベビー服やおもちゃを送るのは控えたほうがよいでしょう。欲しいものリストは、新品を受け取るためのしくみです。使った品やリストにない品が届くと、施設の負担になることがあります。
リストがある施設なら、何が要るかの答えは、まずそのリストにあります。リストに無い品を贈りたいときや、手持ちの品を持ちこみたいときは、先に施設の公式サイトの案内を見てください。そこに書いてある方法で連絡すると安心です。
近くの乳児院は、都道府県からさがせます
ちょこっと寄付には、欲しいものリストを公開している児童養護施設と乳児院が、あわせて156施設載っています。児童養護施設では、家庭で暮らせない子どもが生活しています。このうち乳児院は42施設で、場所は次の24都道府県です。県名を押すと、その県の児童養護施設・乳児院のページが開きます。
北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 福井県 長野県 愛知県 兵庫県 鳥取県 島根県 山口県 福岡県 佐賀県 熊本県 沖縄県
全国乳児福祉協議会の名簿にある149か所のうち、欲しいものリストを見つけられたのは、まだ一部です。リストが見つからない乳児院へ贈りたいときも、その施設の公式サイトの案内を見てください。まずは、住んでいる県か近くの県で、乳児院のリストを1つ開いてみませんか。
よくある質問
乳児院に寄付するなら、何を贈れば喜ばれますか?
その乳児院のリストに載っている品から選ぶと安心です。9月14日に38施設を数えると、多かったのは紙おむつ・おしりふき、おもちゃ、服やくつでした。
使わなくなったベビー服やおもちゃを送ってもいいですか?
使った品は、施設の負担になることがあります。送る前に、その施設の案内を確かめてください。
いくらくらいの品が多いですか?
3,000円までの品が3つに2つで、値段のまん中は2,120円です。数百円で贈れる品もあります。
贈るときに自分の住所や名前は乳児院に伝わりますか?
施設の住所は、あなたには市区町村までしか見えません。名前を伝えたいときは、注文のときにギフト設定、つまり贈り物として送る設定をします。すると、荷物に入る納品書で施設に名前を知らせられます。納品書は品名と値段を書いた紙ですが、ギフト設定のときは値段は書かれません。ただし、次の2つのときは、差出人の欄にあなたの名前が出ることがあります。代金の一部でもクレジットカードで払うときと、出品者が売って発送する品を買うときです。出品者は、Amazonで品物を売っているお店です。コンビニ・ATM払いや、全額をギフトカード・ポイントで払うときは、差出人の欄に施設の名前が入ります。
この記事の数え方と出どころ
2026年9月14日の1時点で、ちょこっと寄付に載せていた乳児院のリストを開いて数えた記録です。乳児院かどうかは、名前に「乳児院」が入っているか、全国乳児福祉協議会の名簿と名前が一致するかで決めました。
品の種類は、商品の名前から機械で分けています。「おむつ」「タオル」のように当たりの確かな言葉だけで数えています。そのため、別の品が混ざることは少ないものの、取りこぼしがある数え方です。
乳児院の数は、全国乳児福祉協議会の名簿と、厚生労働省の社会福祉施設等調査(2024年10月1日現在)によります。入る子どもの年齢は、児童福祉法の第37条によります。住所と名前の伝わり方は、2026年10月17日にAmazonのヘルプで確かめました。


